減圧症を防止する?!アザラシの呼吸。

 『Marine Action』パートナー「ELNA」のイノッちこと井ノ口さんから面白い動画を教えていただきました!それは大深度に潜水する前のヴェッデルアザラシの呼吸法。
減圧症を防ぐために「吐いて潜る」とのこと。全く知りませんでした。
動画をみた最初は「吸ってー吐いてー吸ってーー・・えーと、いまどっちだ?」という感じでしたが、よくみると吐いてから潜っていく。酸素を取り込む能力が人間とは格段に違うし、同じ事を私達が行うと肺を損傷する可能性が高いので、マネできないけれど、「アザラシ好き」としては非常に興味深い動画でした。

ちなみに、このヴェッデルアザラシさん。
餌を採るために、およそ300mの深海までダイブできます。

放送大学「ヴェッデルアザラシの受動的潜降行動」という潜水時間/深度と動きを表したグラフでは、アザラシが潜り始めてから、水深60m〜300mまで身体の動きを表す「左右方向加速度」が止まっていました。つまり行きは60mあたりからフリフォール(=受動的潜降行動)で身体の動きを止めて落下して潜水して酸素消費を抑えているということ。このテクニックは大深度のフリーダイバーの潜りに似ています。(フォールすると時間がかかるので失神リスクも高まります、専門指導を受けた人以外は絶対にマネしないでくださいね)。
同じほ乳類である人間の潜降行動も理にかなっているんだなぁと思います。
ヴェッデルさん、浮上の際は身体の動きは激しくしっかり泳いでいるようでした。
マイナス浮力から浮上しなければならないのですから、これもフリーダイバーと似ています。
気になる潜水時間はというと、私の曖昧な記憶で申し訳ないのですが、そのグラフでは水面から300mまで片道約3分+300mでの遊泳時間8分間+浮上約4分の計15分程というところ。餌と格闘する為に潜ってゆく時・・ヴェッデルさんはどんな気持ちなのでしょう。

と、言う訳で今夜は、スタティック(息止め種目)トレーニングに行って参ります!!


http://www.icrc.ori.u-tokyo.ac.jp/kSatoHP/2010/01/15/155/

www.icrc.ori.u-tokyo.ac.jp
ウェッデルアザラシは深い潜水を行う前に、必ず空気を吐き出してから潜り始めます。減圧症を避けるための行動的反応である事が知られています。











コメント
面白いですね。でもいつも思うのは水棲ほ乳類が浮上を開始するとき、どれくらい余裕を持っているのかということです。ヴェッデルさんも300mに8分いて、そろそろあがるかなぁと思うのはどれくらいの感覚なんでしょうね。例えば浮上中にサメとかシャチに襲われることがないとも言えないですし。
  • MAGY
  • 2011/11/29 6:13 PM
MAGYさん、本当ですね、どれくらいの酸素を残してるのかな。不思議ですね。餌が取れれば一旦浮上するのか?時間まで餌を探し続けるのか?その辺りもヴェッデルさんにインタビューしてみたいです。
  • みみずん
  • 2011/12/08 12:16 PM
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

Calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>

【 岡本美鈴 関連サイト】

     

Categories

    

Selected entries

Archives

Recent comment

Links

Profile

このBlog内を検索

Others

Mobile

qrcode