【CWT海競技日】正念場。

フリーダイビング世界選手権ギリシャ団体戦
the AIDA Team Freediving World Championships in Kalamata, Greece
最初の種目CWT(constant weight with fin 海洋フィン有り垂直潜行)が昨日行なわれました。
日本女子チームの人魚ジャパンは福田選手と廣瀬選手が83m、私は81mを申告し、全員無事ダイブが成功、
暫定1位となっています。
朝は8:30に出航でした。 photo by Martin Zajac
個人戦と違って団体戦は絶対にホワイトカードを取る事が大切です。
そして、みんなのために潜るチーム戦は独特な緊張があります。
移動中は胃がキューッと収縮して緊張のあまり吐きそうになる。
海外の選手は信じてくれないけど長年潜っている私は今でも毎回緊張します。
海面でコーチをしてくれた永井さんの手を涙ぐみながら握り、
握り返してくれたその手に意識を集中して緊張を乗り越えました。
そこから海に顔をつけ、ウォーミングアップをしてゆくと
いつものように海の中にいることが心地良くなります。
途中、競技船が移動した為にアップや休憩時間が短くなったり、
本番ロープが流れで斜めになった状態など、不利な状況の中で
呼吸から気持ちを整えることに専念しました。
気づけば本番2分前。花子と朋夏が成功していたことはわかっていたので、
あとは私がホワイトカードを取ればOK。
正念場。
深度は100%保証、あとは自分と今までの練習を信じるだけです。
あっという間に潜行していました。
練習した手順を正確にこなし、青い宇宙へ気持ちよく潜れたと思います。
フィンキックを段々緩めてやがて動きを止めて体力を温存します。
ボトムに到着しタグを取る時に、ノーズクリップが外れかけてヒヤリ!
ちょうど手がタグに届いたので急いで引きちぎりフードに入れます。
ターンをして長い帰り道は、やはり流れがあり非常に疲れました。
でもこの辛さも今年は最後。
今年最後の「正念場」と思ったらこの辛い感覚すら愛おしい。
自然と支えてくれる人と全ての命への感謝で一杯になりました。
「すべてにありがとう。集中!」と繰り返しながら浮上していました。
よく耳にする話ですが「ありがとう」という言葉は本当に力を持つ言葉ですね。
ポジティブになれる鍵、お腹の底から力が湧く鍵fでした。
左からMisuzu,Hnanako,Tomoka photo by Daan

ただいま!競技成功!

動画を見たら「あー緊張したー!よかったー」と叫んでました(恥)。

 

日本女子は全員ホワイトカードで暫定1位、みんなで共にする達成感と喜びは言葉にできません。

チーム戦は本当に面白い!!!!

photo by Daan

 

これからはプール種目です。

青い宇宙よ、ありがとう!!!また来年。

次の種目はスタティックとダイナミックです、最後の練習の追い込みをします。
応援くださる皆様ありがとうございます。
大会終了まであと4日。

コメント
一日お疲れ様でございます!
競技成功おめでとうございます!
  • EIKI
  • 2016/09/21 10:55 AM
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